ナノファイバーやハイドロゲルに関する研究成果を紹介 - authored by Satoshi Fujita, Univ of Fukui
ナノファイバーを作製する方法はいくつか知られており,そのひとつがエレクトロスピニング法である。エレクトロスピニング法も大きく分けて,溶液型エレクトロスピニング法と溶融型エレクトロスピニング法がある。
いずれも高分子流体に高電圧を印加して射出し,静電反発によって繊維化を促進させる技術。これを低電圧側に設置したコレクタ部で回収することでナノファイバーが得られる。
溶液型エレクトロスピニング法(図)では,高分子流体としては溶媒に溶かした高分子溶液を用いる。溶媒としては水やエタノール,クロロホルム,テトラヒドロフランなど比較的揮発性の高いものが用いられる。